溝端勇二のごあいさつ

溝端勇二

食育のすすめ
食育によって元気な子ども、元気な人が増えること。それが私の願いです。

　現在日本の医療費は右肩上がりで増大しています。高齢化の影響もありますが、一番の原因は、食の乱れと運動不足による健康障害だと多くの皆さんがご承知のことでしょう。しかし、知っていても、難しく考えたり、面倒くさかったりして、生活を改善できないでいることも現状でしょう。
　正しい知識があれば、手法があれば難しいことではありません。食育というとちょっと難しい響きかもしれませんが、決して難しいことではありません。
食育は簡単
食育とは、「美味しいものを楽しく食べる。但し体にやさしく。」というのが基本です。
美味しいものって何でしょう？高級レストランの料理・中華・和食・イタリアン確かに美味しいです。しかし、たまに食べるから美味しいのです。毎日食べていたら飽きてしまいます。毎日食べていてもおいしいのは、やはり、家庭の味です。おふくろの味という言葉があるように、愛情のこもった料理が美味しいのです。
　楽しくたべる。これもやはり家族が揃う食卓ではないでしょうか。
私の体験から

体にやさしく。ここにはちょっと知識が必要です。特にここをお手伝いしたいと考えています。もちろん栄養については栄養士さんの指導も有効です。しかし、私はいままでの実体験、身をもって感じたことからの分かりやすい食育をご提案します。
どんな体験かというと、私の少年期の育ち方です。私の家は商売をしていたので、両親共に忙しく家族揃っての食卓ということはほとんどありませんでした。お金を渡されてこれで食べなさいという具合です。子どもですからそうなったら好きなものしか食べません。生まれ育ったのが京都ですから、B級グルメ「お好み焼き・串かつ・菓子類」といったものです。栄養などというものにはほとんど無縁でした。小学校の授業４５分間机についていられなくなりました。排便がほとんどなく、体が不調になり、医者にかかりました。診断結果は自律神経失調症でした。しかし、その後家庭環境は更に悪化しました。結果として不登校になり、いわゆる不良少年となりました。
つまり、成長期にしっかり栄養をとらず、自分のことを考えてくれる人の料理を、暖かい食卓でとらないとどうなるか。身をもってしっているのです。
栄養について
次に栄養についてですが、これが現代社会では少し問題があります。前段で愛情のこもった料理、栄養を考えてくれた料理について申し上げましたが、それでも充分とはいえないということです。それは、食材の不安です。食材の生産段階で昔とは違う生産性の向上を目指したことによる食材のパワーの低下ということが起きています。更に４０パーセントを切った日本の食糧自給率による外国産の食材には、品質自体のも不安があります。着色料・添加物・農薬の不安もあります。
これらのよる栄養の不足を補う手段も必要になります。
いろいろ申し上げましたが、これらについて分かりやすくお話し、食育のご提案をさせていただけたら幸いです。お気軽にお声をかけていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
服部幸應の食育インストラクター溝端勇二