ポール・ハリスは、「お互いに信頼できる公正な取引を行い、仕事上の付き合いがそのまま親友関係に発展できる仲間を増やし、職業倫理を重んじる実業人や専門職業人の集まりがロータリーである」と述べています。
小林ガバナーのメッセージは、『つなごう未来へ 信濃の国の物語』。地区重点活動目標として、1.居心地の良い元気なクラブをつくろう 2.新しい友人たちを温かく迎えよう 3.百の言葉より一つの行動をおこそう を掲げています。
現在、苛烈なアメリカ発のGAMAハリケーンが吹き荒れ、世界中に仲裁役のいない民族間武力紛争、ブロック経済化進行等々、この先なにがおきるかわじゃらないという世界情勢の不安と、人手不足やエネルギー価格の上昇、資源高さらに令和の米騒動など、ひたひたと足元に迫ってきている悪性インフレに陥るかもしれない社会情勢のもとであるからこそ、ロータリーの基本に還りロータリアンが互いに情報を交換・共有し、より良い関係を築くことが大切だと考えています。
ロータリアンにとって、職業奉仕はすべての基本概念であり、自分の職業が社会に受け入れられ、社会を支えているという自覚と誇りは、生活の糧としての意味だけでなく、その職業が社会奉仕の意味を持ち、これ無くしてすべての奉仕活動はできません。
そのうえで、社会奉仕とは、その地域社会で事業できることが、社会からその存在を認められ許されていることに感謝し、同時に地域社会を支える活動によって共に成り立っていると思っています。
国際奉仕とは、複雑化した国交関係や経済社会において国際的な関連と国際社会の一員であることを認識し、今、自分にできることをすることが奉仕活動だと思います。
青少年奉仕とは、我々を育ててくれた世代と同様に、これからの社会を作り、引き継いでいってもらう為の世代間恩返しではないでしょうか。我々の先輩世代や社会から受け取ったり譲り受けたものを次の世代に引き渡すことだと思います。
クラブ奉仕は重要です。ロータリークラブの例会や懇親例会に出席して顔を合わせ、会話し、互いを認識し、そこからすべてのクラブ活動が始まり、人間関係が生まれ、さらに共に行える何かができれば、それはロータリーが生みお中mの出した「価値」に生まれ変わります。困ったときに相談する人がすぐ目の前にいる。知恵を借りたり助けたりのお互い様の仲間の集まりです。お互いがメンター(導師)です。固い言葉で言えば、会員が享受できる権利であり義務でもあります。
そこで、上田東ロータリークラブのテーマを『ROTARYと仲間の価値を共有し、未来につなげよう』とさせて頂きました。
当年度は、50周年を控えて前年の渡辺年度と大きな方針変更はありませんが、会員増強委員会を中心に全員で会員増強をできる範囲でやって頂ければいいなと思っていますし、戦略計画に従い公共イメージ向上、ポリオ撲滅への協力、そして例会での会員卓話や親睦活動を共に楽しみたいと思っています。ロータリー財団地区補助金事業として「救急救命講習会」を予定しています。災害時だけでなくいざというとき役に立つ講習です。
上田東ロータリークラブもいよいよ半世紀を迎えようとしています。おかれた場所でみんなで花を咲かせましょう。