2024-25年度RI会長ステファニーA アーチック氏のテーマは「Magic of Rotary」となっております。はたしてロータリークラブに操れるマジックがあるのかどうかはさておき、神にもマジックにも頼りたいご時世になってきております。
昨年5月からのコロナ感染症5類移行に伴い、様々な変化が世の中に起こっております。コロナ対策に失敗して経済が停滞する日本とインフレが続くアメリカ、それに続発する過度の円安とエネルギー価格の高止まり、そして天候不順に伴う食糧安定供給の破綻など。さらに、海外に目をむければ長期にわたるロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのパレスチナホロコースト、中国の台湾進攻前夜などきな臭い話が続々です。
では、われわれ末端の経済人かつロータリアンは今、何ができるのでしょうか?いくら祈っても奇跡やMagicは起こりません。われわれのできることは、いろいろな横の連携を強化し、自己の考えをしっかり持ち、与えられた権利を行使しながら世間のオピニオンを良い方向に誘導していくことくらいでしょう。そして一人ひとりに起きた小さなマジックが繋がり、さざ波からうねりとなって処々の問題にムーブメントが起こせれば、ロータリーの存在価値も認められることになると思います。ロータリーの拡大・維持と安定運営のため今年度RIは、3-year-targets(3年間の目標)を設定し、会員数や行動についての長期の指標を作ることを指示しています。内容は将来の会員数見込みや財務、奉仕活動の内容などです。1年先も不透明ですが、当クラブ戦略計画委員会の指針に則り持続可能なクラブ運営ができるよう考慮していきます。
さて前置きが長くなりましたが今年の上田東クラブのテーマは、
「Rotary,My Pleasure」
直訳すれば「ロータリー、私の喜び」で、所属すること・参加することが喜びとなるようなクラブ運営ができれば、今年度の使命は果たしたといえるでしょう。また、意訳すれば「はい喜んで:どういたしまして」で、お願いされたときや感謝されたときの返答としても用いられます。ロータリーからの依頼は「はい」か「イエス」で返答することのもじりでこのテーマにいたしました。メンバー間、地域や職業間の依頼や今後の地区発展に際して「はい喜んで」と快諾していただき経験やスキルを提供していただけると幸いです。今年度も前期上原年度を踏襲し、親睦と会員増強、公共イメージ向上のためのSNS利用の促進、ポリオ撲滅を含めたRI方針の尊重、D/E/I(Diversity,Equity
and Inclusion)の理解と実戦を基本方針といたします。
当クラブも50周年を目前に控え、多くの新入会員をお迎えしました。既存の会員も含めて改めて、親睦と奉仕そしてクラブの在り方を見つめなおす1年を目指しておりますので、皆さんのご支援をお願いするところでございます。