読書メモ

・「人生をプロジェクトマネジメントしよう！」
（泉通博：著、ディスカヴァー・トゥエンティワン　\1,800） : 2005.08.20

内容と感想：
　著者は電気・精密機器メーカーに勤めるサラリーマン（今年41才）。商品開発を担当する理系のビジネスマン。 その彼が人生は一つのプロジェクトだという。最近よく「プロジェクト・マネジメント」という言葉が使われるようになった。 それらはビジネスの世界では広く一般的に使われる。私の仕事もプロジェクト単位で進められている。 プロジェクト・マネージャの果たす役割は大きい。他の業界のことは知らないが、IT系のプロジェクトは成功率が低いといわれる。
　人生というプロジェクトを成功させるために、成功確率を高めるために、著者は一人一人がマネジメント能力を付けなければいけないと言う。 それが少子化の進む日本の国力を高めることにもなると。
　「まえがき」に面白い絵がある。不安定な人生を逆三角形で表現している。三角形の頂点が下にあり不安定だが、その基礎になるのが「思考のマネジメント」。 低い位置に重心があれば安定する。これができたら次に「行動のマネジメント」が必要となる。こうして基礎ができたら、 「人生がうまくいくプロジェクト」に挑むことになるそうだ。 各章のトップにチェックポイント、章の終わりにはレビュー・ポイントが書かれていて、人生をマネジメントしていく上で、 検討すべきことを読者が自分自身で考えさせるような構成にしてある。
　先に読んだ熊谷正寿：著の「一冊の手帳で夢は必ずかなう」も夢をかなえるためにしっかり人生計画、設計をしようという本であった。 今までしっかりと計画的に生きてこなかった。 あまりよく考えずにここまで来てしまったが、自分の人生設計を見直すのはまだ手遅れではないと思いたい。宣言：改心します！

-目次-
基本編　「人生のプロジェクトマネジメント」７つの基本
　基本鉄則 01 〜 07
実践編　「人生がうまくいくプロジェクト」11の鉄則
　応用鉄則 01 〜 11
　　PHASE *1 知恵を生み出す
　　PHASE *2 生と死の価値を知る
　　PHASE *3 仕事の満足度を高める
　　PHASE *4 家庭生活を充実させる
　　PHASE *5 価値ある財産を築く