読書メモ
・「Wiki入門」
(結城浩:著、インプレス \2,200) : 2004.07.11
内容と感想:
”Wiki”は編集ができるWebサイトを簡単に素早く構築することができる(ハワイの言葉でwikiwikiは素早いという意味らしい)。通常のWebサイトは訪問者は参照するだけで、管理者以外は編集できない。そんなサイトでは飽き足らないと、編集可能な参加型Webサイトを作りたいというニーズから様々な試みがなされてきた。最近では、ブログ(blog)が流行っているようだが、これはコメントを書き込むことが出来るが、他人が書いたページを書き換えたり、新しいページを自由に追加したり、削除したりはできない。私はブログ・ユーザではないので詳細は分からないが、見聞きした情報では、仕事に使うには少し物足りないかな、という印象であった。私の興味は仕事で使えそうなツールという点にあったから、Wikiには少し期待した。そこで本も入手し、すぐに試してみた。結城さんの名はデザインパターンの本なんかで知っていたし、本人が作ったWikiクローン(YukiWiki:本書でもこれを中心に話しを進めている)が存在する。Wikiには様々な実装が存在するようだが、いろいろ試している暇もないから、手っ取り早く本書に手を伸ばしたわけだ。
YukiWikiに限って言えば、インストールは簡単だし、すぐに運用を始められる。ド素人でも利用は簡単。デザインなども凝ろうと思えば凝れるようだ。
いろんな用途があると思うが、私はコラボレーション・ツールとしての利用に興味がある。連絡板や掲示板に、メモ代わりに、TODOリストに、進捗管理や作業分担表代わりに、情報共有に、ノウハウ集やリンク集として、共同作業の場として、などなど。
会社ではExchangeやNotesなどを使っているが、いずれも我々のニーズを十分に満たしてくれているとは言えない。これらはカスタマイズにはそれなりの知識・技術が必要だし、Webシステムとの連携も出来ないわけではないが、昔から使いづらいなと感じていた。別のシステムへ移行するにも、選定やカスタマイズ・保守・運用のことを考えると腰が引けてしまう。ただでさえ忙しいのに、システム移行なんて考えたくない(システム選定が仕事なら、それはそれで面白いだろうが)。
とは言え、Wikiも完璧ではない。得意・不得意がある。最適解とは言えない。だが、触った感じでは使えそうだと思う。履歴は残るし、変更したら差分も分かるし、ごちゃごちゃと分かりづらい機能もなく最低限の機能でシンプル、検索もできるし・・・。
-目次-
第T部 Wikiって何だろう
第1章 Wikiって何?
第2章 Wikiの利用シーン
第U部 Wikiを使ってみよう
第3章 YukiWikiに触れてみよう
第4章 YukiWikiをインストールしよう
第5章 YukiWikiを使ってみよう
第6章 YukiWikiをカスタマイズしよう
第V部 Wikiを使いこなそう
第7章 Wikiの運用 - Wikiを活かすために
第8章 あなたの世界を広げるWiki - InterWiki、RSS、TrackBack
更新日: 04/07/19
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