読書メモ
・「アウトドア・サバイバル・テクニック」
(赤津孝夫:著、地球丸 \1,000) : 2004.10.17
内容と感想:
山歩きを始めてから数年になるが、幸いにも遭難や事故などには遭っていない。主に日帰り登山で、比較的安全なコースを取っていることも一因であるが、出来るだけ危険を避けるようにしてきたからだと思う。本来が臆病者だから命を賭けるほどの危険を冒せない。悪運が強いだけかも知れないが、たまたまついていただけの話で、今後どんな困難に遭遇するやも知れない。山の中だけではない。最近は台風や火山の噴火、地震などの災害が妙に多い。そういうことを想定しながら装備も少しずつ充実させようとしている。しかし装備だけでは不十分で、サバイバルの技術も必要である。本書はそういった困難な状況を生き抜くためのテクニック集である。
最も興味があるのは、風雪や雨、寒さ対策、火の起こし方、ロープの結び方、など。これらの基本がしっかり押さえられている。
著者によれば、サバイバルに必要なのは「信頼できる道具」、「精神力を含めた体力」、「経験の積み重ね」だそうだ。体力の衰えや疲労などによる消耗を道具や経験がカバーしてくれることがある。「備えあれば憂い無し」である。
-目次-
序章 アウトドアとサバイバル
本章 サバイバル12のキーワード
付章 アウトドアでの教訓を都市災害に生かす
更新日: 04/10/30
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