読書メモ
・「「忙しい・・・」を「できる!」に変える時間活用術」
(内田政志:著、\1,400、同文館出版) : 2004.02.06
内容と感想:
副題にある「時間に追われない毎日を手に入れよう」、表紙帯の「いつの間にか”忙しい”が口グセになっているあなたへ」を見て、まさに自分のことだと感じた。毎週のように月曜が始まったかと思えば、気がつくと週末になっている、というサイクルの繰り返し。1年が短く感じられるのも当然である。悲しいかな、そうやって年齢だけは重ねていく。なかなか予定通り行かないのが人生とはいえ、それに甘えている自分がいる。
仕事中心の毎日。うまく時間を使えないかな、といつも思うが、なかなか効率よく事を運べない自分に焦る。考える時間やプライベートな時間もなくイライラすることもある。
時間は有限である。仕事だけの人生もそれはそれでよいかも知れないが、それだけでは寂しい。豊かな人生を送るための時間もなければ。
まずは時間の無駄に敏感になり、どうしたら無駄を減らし、有意義な活動へ時間を振り分けられるようになるか、1日の過ごし方から見直さねばならない。
本書の内容は当たり前と言えば、当たり前のことばかりなのだが、その当たり前のことが実践できるかどうかに時間の有効活用の成否はかかっている。
1日の集中力・業務効率をA・B・Cの3つの時間帯で区分する理論がある。集中力は長く続くものではない。うまく気分転換をしながらリズムよく、仕事に取り組めるような習慣を身に付けることが大切。
最近よく感じるのは自分の能力以上の仕事を抱え込んでしまうこと。自分で自分を忙しくしているのだ。安請け合いしない、というのは分かっているのだが、作業量の見積もりの甘さから自分を苦しめている。自分の仕事だけに集中できる環境であれば予定通りいくはずなのだが、なんやかやと割り込みが入るもの。それを考慮していないのが問題。それにリスク管理。予定を狂わせる事態が常に待ち受けていることを意識しなければいけないのだが・・。
-目次-
はじめに どうして、こんなに忙しいの?
序章 「忙しい・・・」をなくすために
ステップ1 「時間>お金」の価値観をもつ
ステップ2 「スピード」と「スロー」を使い分ける
ステップ3 「すきま時間」を創出・発見し、1日を最大にする
ステップ4 「組織」で取り組めば、すきま時間はもっと生まれる
ステップ5 まずは「生活習慣」の見直しからはじめる
おわりに 時間の”不良債権”をなくして、気持ちのよい時間を増やそう。
更新日: 04/02/08
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