この文書では、JRA規定服飾のデザイン作成方法について述べます(画面例を加えた操作の詳細はこちら)。規定外の柄の作成方法やカラーの使用方法は別紙(フリーモード、自由デザインモード)に記述することとします。
0.起動。vdesign.exeを起動します。ソフト起動時には、柄も色もない、下絵だけの勝負服が表示されます(このとき馬主コードは、"000000"、馬主名は"未登録")。
1.パーツの選択。"スタイルバー"のラジオボタン"胴"か"袖"を選択。、または、ウインドウ(作業領域)内の胴または、袖オブジェクトをクリック。
2.柄を選択。スタイルバーの柄ボタンをクリック。または、「object」メニューから「Select
style」を選択。オブジェクト(パーツ)をクリックして、右クリックしたポップアップメニューからも、選べます。
3.地の色を選択。「object」メニューから「Fill
color(JRA)」を選択。
4.柄の色を選択。2.で設定した柄のオブジェクトをクリックして、「object」メニューから「Fill
color(JRA)」を選択。オブジェクトをクリックして、右クリックしたポップアップメニューからも、選べます(ただし、柄が"蛇目散"、"井桁絣"の場合は、「Fill
color(JRA)」ではなく「Line Color(JRA)」を選択してください)。
これらの操作で設定された、胴と袖の柄と色(地と柄の色)から服飾固有のコードが生成され(*4)、右の「CODE」欄に表示されます。
このコードは、デザインの上では関係ない値ですが、この値が馬主コードでもあり、データベースから馬主を選んで、その馬主に割り当てられたコードから服飾を表示させることが可能になっています。
データベースに未登録のコードについては、データベースに自由に追加でき、自分のオリジナル勝負服として登録することも可能です。
(データのセーブ)
・作成したデザインデータを保存する方法について述べます。保存方式には3通りあります。
1.ドローデータとして保存:
このソフトで描画された各オブジェクトは座標や色などのデータを持っています(ドロー系ソフトで作成した画像は、ペイント系のソフトで作成した画像ファイルとは保存形式が異なります)。それらの情報をファイルとして保存する方法です。拡張子は"*.drw"です。オリジナルのフォーマットですので、本ソフトでしか表示することはできません。
[方法] 「File」メニューから「Save」または「Save
As」を選択します。保存後、ファイルを開き直して(「File」メニューから「open」)、色の変更や、柄の追加・削除・変更ができます。また柄の形状や位置の変更(この場合、JRA規定には外れますが)ができます。
2.ビットマップファイルとして保存:
ウインドウに描画された絵をビットマップ形式(拡張子、"*.bmp")で保存します(グリッド線は保存されません)。当然、色の変更や柄の変更はこのファイルに対しては行えません(本ソフトでは不可能ですが、Adobe
Photoshop なんかでやるのなら話は別)。
[方法] 「File」メニューから「Save
as bitmap」を選択します。
BMPファイルの表示は本ソフトでは行えませんので、Windowsに付属の”ペイント”などのソフトを使用してください。
3.服飾コードとして保存:単にコードをデータベースに登録するだけ。デザインの表示方法は、コードを指定するだけ。
[方法] 「Owner List」ボタンをクリックして、馬主一覧ダイアログを開きます(詳細は、こちらで)。
<標準モードとフリーモード>
・標準モード:オブジェクトの移動や変形が不可
・フリーモード:オブジェクトの移動や変形、追加が可(詳細はこちら)
通常は標準モードでの使用をおすすめします。
「標準モードで開く」か「標準モードで新規」を選択して、編集します。
標準モードでは、意図せずして、図柄が移動したり変形したりするのを防止します。 |