* このヘルプには本ソフトウェアについての重要な事項を記載しています。使用前に必ずお読みください。 Download Now ! |   HistoryTutorial

XML アニメーター ”S.VeGa” ご紹介とヘルプ

はじめに: XML アニメーター”S.VeGa”は、SVG アニメーションを作成できるドローソフトです。
SVG とは・・・”Scalable Vector Graphics”の略。XMLによって記述されたベクターグラフィック言語。XMLなどの標準技術を策定しているWorld Wide Web Consortium(W3C)によって作成されたグラフィック標準規格。
特徴(仕様): 1.図形を画面に好きなように配置して、色や動きを設定するだけでアニメーションが作成できる。作成したアニメーションを表示させるには、SVG ファイルを再生できるソフト(*1)が必要です。
2.作成したSVG ファイルはXML で記述しているのでメモ帳などのエディタで編集できます(人間の目で読めることを意味します)。
動作環境:  WindowsNT4.0、Windows95/98/Me/2000 にて動作確認を行っています。MFCを使用していますので、最新のmfc42.dll(バージョンは、6.0以降)も必要です。
その他に、SVG ファイルを再生させるために、専用ビュワーが必要です(Internet Explorer 用には、Adobe SVG Viewer というプラグインが配布されています。Internet Explorer 5.x 以上も必要)。
基本操作:  この文書では、SVG アニメーション作成方法について述べます(画面例を加えた操作の詳細はこちら)。

0.起動。svega.exeを起動します。ソフト起動時には、方眼紙のような格子が表示されます。

1.図形の選択。"ツールバー"から好きな図形を選択(*2)。または、「図形」メニューから選択して、好きな場所に配置します。図形の形や大きさは、その周りに表示される矩形の枠をドラッグ(マウスクリックしたままで)動かす(カーソルが双方向の矢印”⇔”となっているはず)。

2.塗りつぶす色を選択。ツールバー、または、「オブジェクト」メニューから「塗りつぶす色」を選択すると”色の設定”ダイアログが開きます。また、図形を形作る枠の線の色も同様に設定できます。

3.アニメーションの振る舞いを設定。ツールバー、または、「編集」メニューから「Animate 設定」を選択すると、”Animate 設定”ダイアログが開きます(詳細はこちら)。

4.作成したアニメーション画像の表示。ツールバー、または、「表示」メニューから「SVG プレビュー」を選択。既に、SVG プラグインがインストールされていれば、Internet Explorer などのブラウザで表示されます。

データのセーブ
・作成したデザインデータを保存する方法について述べます。保存方式には3通りあります。

1.ドローデータとして保存:
 このソフトで描画された各オブジェクトは座標や色などのデータを持っています(ドロー系ソフトで作成した画像は、ペイント系のソフトで作成した画像ファイルとは保存形式が異なります)。それらの情報をファイルとして保存する方法です。拡張子は"*.sdr"です。オリジナルのフォーマットですので、本ソフトでしか表示することはできません。
[方法] 「ファイル」メニューから「保存」または「名前をつけて保存」を選択します。

2.ビットマップファイルとして保存:
 ウインドウに描画された絵をビットマップ形式(拡張子、"*.bmp")で保存します(*グリッド線は保存されません)。当然、色や図形の変更はこのファイルに対しては行えません(本ソフトでは不可能ですが、Adobe Photoshop なんかでやるのなら話は別)。
[方法] 「ファイル」メニューから「ビットマップで保存」を選択します。
BMPファイルの表示は本ソフトでは行えませんので、Windowsに付属の”ペイント”などのソフトを使用してください。

3.SVG ファイルとして保存:(拡張子、"*.svg")で保存します(*グリッド線は保存されません)。
[方法] 「ファイル」メニューから「SVG として保存」を選択します。

その他の操作:

(1). ”背景色”メニュー: 作業領域内の背景色を設定します。「表示」メニューから。

(2). ”プロパティ”メニュー: 図形の枠線の太さを設定します。また、図形の内部を塗りつぶさないという設定もあります。「表示」メニューから。

(3). ”印刷/印刷プレビュー/印刷設定”メニュー: プリンターへの出力、プレビュー、プリンターの設定を行います。「ファイル」メニューから。

(4). ”S.VeGa のバージョン情報”メニュー: S.VeGaのバージョン情報を表示します。作者(私)へ連絡をとりたい場合は、画面の”e-mail”の文字列をクリックしてください。メールソフトが起動します。また、その他、最新情報を知りたい場合、画面の”URL”をクリックしてください。私のホームページへアクセスします。”OK”ボタンで消えます。「ヘルプ」メニューから。

(5). ”ヘルプを表示”メニュー: このヘルプファイルを表示します。「ヘルプ」メニューから。

(6). ”終了”メニュー: プログラムを終了します。「ファイル」メニューから。

仕様制限: ・一つの図形に対して、複数のアニメーションの振る舞いを設定できますが(最大 10)、既に設定済みの情報を削除する場合は、リストの一番後ろのアイテムを選択してから削除してください。

・出力されるSVG ファイルの構文チェックは行っていません(文法的に妥当な記述であることを保証しません)。

・図形のうち、直線(line)オブジェクトは、塗りつぶしの色を設定できません。線の色の設定のみが可能です。

・ディスプレイ(モニター)の表示できる色数が少ないと奇麗に表示されません。65536色以上が表示できるモニターなら大丈夫です。

アンインストール: \svegaフォルダをまるごと削除してください。
その他、追加情報: 一度、私めのホームページにアクセスしてみてください。なんらかの情報が得られるかも知れません。また、バグ報告や要望などありましたらメールでご連絡ください。

・「著作権」について
    ・本プログラムは、すべての権利を竹内雄治が所有します。

・「免責」
    ・本プログラムを動作させて被害を被った場合等は一切の保証は致しません。

・「転載」について
  転載は原則として自由です。その場合は、MAILをお願いします。コピーなどの配布も自由です。

[注釈]

(*1)SVG ファイルを表示できるソフト:

Adobe SVG viewer ... S.VeGaで作成したSVGの動作はこのビュワーで確認しています(Acrobat Reader 5.0 をインストールするとこのプラグインもインストールされるようです)。

・ The CSIRO SVG Toolkit (by Java) → OpenSource のビュワー。
http://sis.cmis.csiro.au/svg/
http://www.opensvg.org/

(*2)マウスでドラッグ・アンド・ドロップすることで、次の図形(ここでは”オブジェクト”と呼ぶことにします)を描くことができます。オブジェクトの種類には以下のものがあります。
楕円(ellipse、円を含む)、長方形(rectangle、正方形を含む)、角が丸い長方形(roundrectangle)、多角形(polygon、任意の形状 → 後述)、直線(Line)。
また、図形のコピー&ペースト(同時にアニメーションの設定もコピーされます)、削除、移動ができます。複数の図形を重ねて配置する場合、手前や後ろへ移動することも可能。

(*3)多角形(polygon)の操作について:
3つ以上の角をもつ図形(三角形以上)の描画が可能。マウスをクリックする数だけ任意に角を決めることができます。作画中はカーソルが十字(”+”)となります。それ以上、角が必要なく、図形の角の設定を終えるにはキーボードの”Esc”(エスケープ)キーを押して下さい。
-- 注意:マウスのクリックのタイミングによって、ポイントした点が”||”のように表示されることがあります()。これは、2つ分の角が重なってしまっているためで、”Esc”でポイント決めを終えた後、重なった点(角)をドラッグして移動できます。

最終更新日: 2002.02.24