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パスワード管理ツール ”Him-its 〜 秘密” ご紹介とヘルプ

 
はじめに: パスワード管理ツール”Him-its 〜 秘密”は、インターネットやキャシュカードなど、様々な場面で必要となるユーザーIDやパスワード、暗証番号などの大事な情報を一元的に管理するためのソフトです。
パスワードが多くなってくると、忘れてしまったり、控えを紛失してしまったり、管理がたいへん。
特徴(仕様): 機能一覧:

・このツールの起動用パスワードを覚えるだけで、たくさんのパスワードを一々、記憶する必要がありません。今注目の「シングルサインオン」とまではいきませんが、それに近い機能をサポートします。

・パスワードの自動生成 - 自分でパスワードを考える必要がありません。他人から容易に推測されない複雑なパスワードを生成。
・パスワードを暗号化してファイルへ保存するため、安心。
・マルチ・ユーザ対応 - 同一PCを複数のユーザが使用する環境でも、別々のファイルで管理。
・パスワードの有効期間の管理 - 有効期限を設定しておくと、パスワードを登録した日からの経過日数を監視して警告。パスワードは、マメに変更しましょう。
・パスワードをクリップボードへ貼り付け。WEBアクセス認証の場合などに簡単にコピー&ペースト。

動作環境: WindowsNT4.0/2000/XP、Windows95/98/Meにて動作確認を行っています。
・MFCを使用していますので、最新のmfc42.dll(バージョンは、6.0以降)が必要です。
・また、windows95OSR2よりも前のバージョンでは、"advapi32.dllが存在しない"というエラーとなるかも知れません。最新のInternet Explorerをインストールすれば大丈夫らしいです。
基本操作: この文書では、パスワードの管理方法について述べます(画面例を加えた操作の詳細はこちら)。

0.起動。passmgr.exeを起動します。ソフト起動時には、ログイン画面が表示されます(初めての起動時には、ユーザ名に”taro-kaja”、パスワードは空)。初めての起動ならば、適当なユーザ名とパスワードを入力して、OKをクリックしてください。メイン画面が表示されるはずです。

1.パスワードの生成。パスワードの文字数を入力するか、スピン・コントロールで値を増減します(デフォルトは8文字)。次に、文字種類をラジオ・ボタンで選択(5種類から選択できます。文字種については、注釈*1)。"パスワード生成"ボタンをクリックすると、ボタンの左に自動生成された文字列が表示されます。ボタンを繰り返しクリックすれば、次々に異なる値を生成、表示します。

2.パスワードの登録。パスワードを生成したら、"リストへ追加"ボタンをクリック。「管理情報設定ダイアログ」が表示され(今、作成したパスワードだけが入力された画面)、識別名(登録用の名前、必須項目)を入力して、OKをクリックしてください。その他、問い合わせ先のホームページのURLや、メールアドレスを記録しておきたい場合は、任意に設定してください(設定しておくと、この画面からホームページへアクセスしたり、メールを作成できます)。

3.終了。メイン画面の"OK"をクリックすると、登録情報がファイルに保存されて終了します。ファイル名は"ユーザ名+拡張子(.txt)"です(passmgr.exeのあるディレクトリに作成されます。このファイルを削除すると、管理情報は全て消えてしまいます)。"キャンセル"をクリックした場合は、データを保存せずに終了します。
 

その他の操作: (1). ”期間変更”ボタン: パスワードの有効期間を監視したい場合に、有効期間を設定します(デフォルトでは365日)。「パスワード有効期間設定ダイアログ」で設定します。"File"メニューの"有効期間の変更"からも同様。

(2). ”削除”ボタン: リストから選択された管理情報を削除。「Edit」メニューの"削除"からも同様。

(3). ”パスワードのコピー”ボタン: リストから選択された管理情報からパスワードをクリップボードへコピーします。他のソフトやサービスへパスワード入力が必要なときに便利。「Edit」メニューの"パスワードをクリップボードへコピー"からも同様。

(4). ”Change login password”メニュー: このソフトへログインするため(起動用)のパスワードを変更します。「起動用パスワード変更ダイアログ」にて変更します。「File」メニューから。 

(5). ”Save list”メニュー: 現時点での登録情報をファイルに保存します。「File」メニューから。 

(6). ”Save as CSV”メニュー: 登録情報をCSVファイル形式で保存します。「File」メニューから。

(7). ”Load CSV”メニュー: CSVファイル形式で保存(作成)した登録情報を読み込みます(もしもの場合のリカバリー用)。「File」メニューから。

(8). ”パスワードの変更”メニュー: リストから選択中の登録情報のパスワードだけを変更します。予め、パスワード生成を実行しておいて下さい。「Edit」メニューから。 

(9). ”Go to Web page”メニュー: リストから選択中の登録情報のURLへアクセスします。「Edit」メニューから。 

(10). ”Send E-mail”メニュー: リストから選択中の登録情報のE-mail アドレス宛へのメールを作成します。「Edit」メニューから。 

(11). ”About Him-its”メニュー: このソフトのバージョン情報を表示します。「Help」メニューから。 

(12). ”Read help file”メニュー: このヘルプファイルを表示します。「Help」メニューから。 

(13). ”Exit”メニュー: プログラムを終了します。「File」メニューから。

仕様制限: ・登録済みのデータのパスワードを手入力で変更した場合(リストをダブルクリックすると編集可能となります)、元々の(パスワード)文字種類との妥当性のチェックは行いません。
・データ毎の有効期間設定は行えません。
・パスワード発行日(登録日)の変更は手入力では不可(”発行日”はこのツールに登録した日か、パスワードを変更した日になります)。
アンインストール: \himitsフォルダをまるごと削除してください。
その他、追加情報: 一度、私めのホームページにアクセスしてみてください。なんらかの情報が得られるかも知れません。また、バグ報告や要望などありましたらメールでご連絡ください。 

・「著作権」について
    ・本プログラムは、すべての権利を竹内雄治が所有します。

・「免責」
    ・本プログラムを動作させて被害を被った場合等は一切の保証は致しません。

・「転載」について
  転載は原則として自由です。その場合は、MAILをお願いします。コピーなどの配布も自由です。

[注釈]

(*1)自動生成できるパスワードの文字種類について:

Alpha-numeric :英数字
Alphabet :アルファベットのみ
Numeric :数字のみ
Alpha-numeric++ :英数字、記号(Asciiコードの 0x21 = "!"から、0x7E = "~"まで。ただし、一部、0x5B = "[" から、0x60 = "'"を除く)
Alphabet++ :アルファベット、記号(同上)

[ASCIIコード表]については、以下のURLをご参照ください。

http://www.meiji.ac.jp/meiji/servers/ec/cmanapdx2.html
http://www.soi.wide.ad.jp/class/98007/slides/09/43.html
 
 

最終更新日: 2003.05.01