読書メモ

・「人を出し抜く速読術 〜要領よく生きてるヤツは知っている
(キーマンネットワーク :編、主婦の友社 \1,000) : 2008.11.22

内容と感想:
 
「凄ビジ」シリーズの第3弾。 仕事で成果を出すための速読術について、見開き2ページ単位で54のヒントがまとめられている。 既に様々な本で紹介されている内容(引用元は不明)を再整理したような本なのかも知れないが、 読みやすくとっつきやすい。 なんだ、これなら、とすぐにでも「速読を始めてみようか」と感じられるのではないか。
 本書でポイントをつかんだら、あとは実践を通して訓練するだけ。教材は自分が読みたい本だけだ。 すぐに始められるが、すぐに結果は出ないはず。とにかく訓練が重要だろう。 速読を活用して結果を出すのが目的だから、本から受けた刺激を何らかのアウトプットに 結びつける方法についても書かれている。人に差を付けたいなら、さあ始めよう。

○印象的な言葉
・目の慣れ=脳の慣れ
・脳は刺激されればされるほど発達する
・脳は必要な情報を自動検索する
・速読脳を鍛える三要素:即読、多読、乱読
・インプットした情報もその半分はわずか1時間で忘れてしまう。定着させるには寝ること。起床後に再度確認する
・目次から全体の構成、論旨の進め方の見当をつける
・速読には音読・黙読は邪魔
・一文字一文字ではなく1つの線、1つの面、1つの塊として捉える
・自分の処理能力を少し超えるくらいの負荷をかける
・創発:本に刺激を受けてアイデアが浮かんでくる。連想×発想×妄想。浮気(寄り道)・喧嘩(反論)しながら読む
・脳内異業種交流会
・異分野の研究者・技術者を集めて既存技術の用途開発についてざっくばらんに議論→アイデア
・隙間時間でどこでも書斎に
・ヘアサロンや銀行などに置かれた専門誌・業界紙からも思わぬ拾い物がある。ノーマーク情報に触れる
・切りの悪いところで読むのを止める効果。残像があるため、続きを読みやすい
・「あらすじで読む・・・」本からでも原著の内容をざっくりつかめる
・立ち読み時間の活用
・読後の情報整理にPCへの音声入力(文字変換)を活用
・考えをまとめるために記録する

-目次-
第1章 速読で仕事の成果は倍以上アップ
第2章 最も大事な「80:20」の法則
第3章 「すごいアイデア」が次々浮かぶ読書法
第4章 「11の習慣」が寝ているうちに速読脳を養う
第5章 速読で必ず結果を出すための「脇役」フル活用術