読書メモ

・「株が好き♪
(若林史江:著、アスペクト \1,300) : 2006.01.15

内容と感想:
 
今年29歳の美人トレーダーとして話題の著者。最近の株式市場の活況もあり顔や名前をメディアでちょっと見かけたことがあった。 その若きトレーダーはなんと18歳の頃から株式投資に関わるようになったそうだ。 第1章ではその株との出会いを語っている。
 第2章は株初心者向けの13のレッスン。第3章は著者が勧める10のテクニック。第4章は著者が経験で得た15の株投資の鉄則。 第5章では株で得た6つの教訓を語る。
 特に著者が勧めるのは出来高投資法。それまで動かなかった銘柄が動き出し、出来高が増え始めたら買い。注目度が上がっている証拠らしい。
 題名だけみれば何とミーハーな響き、軽いノリ。最近の相場のフワフワした感じが伝わってくるようだ。 本書のような本も市場に個人投資家を導き、活況を招いているのだから日本経済にも立派な貢献だ。 と、本書を読んでいる最中にライブドア・ショックが日本中を震撼させた。市場は大混乱、株も暴落。 ここが買いだと思った私、株に向いているだろうか?

○印象的な言葉
・株券が市場に出ているということは既に企業の資金調達は終わっているということ
・投資にまわしてもよい金融資産の割合(%) = 100 - 自分の年齢
・日経平均最高値 \38,915(1989/12/29)、最安値 \7,603(2003/4/28)
・売りそびれは大きな損失を招く。売りたいなら成り行きで。逆に買うときはじっくり指し値で。
・GW、夏休み前など入用になり換金売りが増え、相場は下がる
・証券マンは社員よりも歩合外務員のほうが優秀
・リスク = 分からないこと・不確実なこと
・株式相場は13年に一度底を打つ
・相場は理屈では説明できない

-目次-
第1章 私がデイトレーダーになった理由
第2章 株式投資の基礎知識
第3章 覚えておきたい10の投資テクニック
第4章 フミエ流・株式投資の鉄則
第5章 株を通じて見えてくるもの