読書メモ
・「Windows はなぜ動くのか」
(天野司:著、日経BP社 \2,400) : 2005.07.02
内容と感想:
パソコン市場はマイクロソフトのWindows OSの独占状態が続いている。
ブロードバンドが普及して、インターネットを使いたいからパソコンとセットで購入というのも多い。
しかしWindows OSの存在を意識している人の割合はどれほどなのか?
統計があるかも知れないが、多くの人は最初からPCに導入されているOSにまで意識は及ばないだろう。
OSがなければインターネット接続して様々な情報を得られないことは少しくらい知っていたほうがよい。
本書は日経BPの「なぜ動くのか」シリーズの一冊である。副題に「知っておきたいWindowsアーキテクチャの基礎知識」とあるように、
決して敷居は低くない。技術的な興味がない方には読み進めるのは苦労するだろう。
日々、当たり前のようにWindows上で仕事をしていて、Windows用のアプリケーションなどもたまに作ったりするが、
本書を読んでみると分かっていたつもりでも案外、知らないことが多いことに気付く。
Windowsの歴史・変遷などは知らなくてもいいかも知れないが、マルチタスクでのメモリ管理の仕組みは知っておいて損はないだろう。
一番興味をもって読んだ部分である。
-目次-
第1章 Windows が使われるワケ
第2章 オペレーティング・システムとは
第3章 Windows とは
第4章 マルチタスクのふしぎ
第5章 マルチウィンドウのふしぎ
第6章 ハードウエア・サポートのふしぎ
第7章 プログラム連携のふしぎ
第8章 ネットワークのふしぎ
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