読書メモ

・「写生日和
(米津福祐:著、週刊上田新聞社 \2,000) : 2005.01.08

内容と感想:
 
上小地域で毎週末、新聞折込チラシと一緒に無料配布される新聞「週刊上田」。その一面を時々飾るのが著者のイラストとエッセイ「私話私絵」。現在も連載中であるが、1993年から2002年までに掲載されたものを本に収めたのが本書。著者は上田市在住の画家であるが、家業の「ささや食堂」(大門町)の店主でもある。店が市内のどの辺りにあるのかはよくしらないが食べに行きたくなった。巻末プロフィールの著者の写真には人柄が滲む優しい笑顔が浮かんでいる。
 上田に関する情報だけでなく、著者の趣味や地の食べ物など雑多なエッセイとともに、懐かしさを感じるような絵(スケッチ)が本の半分を占める。ペン画が多いが、水彩や墨絵のようなタッチのものもあったりする。まだまだ私の知らない上田が知ることができた。
 地元の山(大林山、夫神岳、子壇嶺岳)にも登っておられるようで、その意味でもより親しみが湧いた。

更新日: 05/01/22