読書メモ
・「寂聴あおぞら説法」
(瀬戸内寂聴:著、光文社 \952) : 2005.05.14
内容と感想:
寂聴さんが東北のお寺の住職をやっているらしい、というのはTVでも見かけたことが
あったから知ってはいたのだが、実は彼女の著者は初めて読む。
といってもこの本は彼女が住職を勤めている天台寺という場所で、
一般の方を集めて屋外(青空)説法したものを、話し言葉のまま活字にしたものである。
従って、目の前で講話を聞いているように、わかりやすく易しい。
辛い時にこの本を開けば、彼女の言葉にきっと癒されるはずである。
印象に残る言葉:
・想像力(相手が何を求めているか)。察する。思いやる。
・渇愛(自己愛、独占欲)
・「一隅を照らす」
・(信心の)「信とは任せることなり」
・「ありがとう」と手を合わせる
-目次-
第1話 「忘れないで。人は寂しさで死ぬこともあるのです」
第2話 「愛には、尽くす愛と渇く愛とがある」
第3話 「心をやさしく、体を美しく、そのために躾があります」
第4話 「周りの人を幸せにするために、あなたは生まれてきたのよ」
第5話 「恋人が欲しければ、まず自分を愛してあげなさい」
第6話 「忘れる。ということで、私たちは生きていられる」
第7話 「心の中を愛で満たせば、人は苦しまなくてすむんです」
第8話 「あなたの仏様は ほら、側にいるカレですよ」
第9話 「幸せの早道は”今日はいい日”と信じることよ」
第10話 「お盆にちなんで、地獄に落ちた母と欲張りの弟の話を・・」
第11話 「申し分のない生活をしてもなぜ虚しく感じるのでしょう」
第12話 「夫婦とは縁なのです。添い遂げてこそ美しい」
第13話 「美しい、幸せなボケ方もあります」
第14話 「女の理想の死に方ってわかりますか」
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