読書メモ

・「自己プロデュース力 〜天才の読み方2
(齋藤孝:著、大和書房 \1,300) : 2005.07.10

内容と感想:
 
自己プロデュース力という言葉を使った理由として、「プロローグ」では「自分自身をつくり上げていく面を強調したかった」と言っている。 自己プロデュースといっても単なる自己アピールだけでなく、「自分自身を組み替え、どんどんつくり変えていく」、「今の自分を乗り越えていく」、 「次々と新たな課題を自らに課して、挑戦していく」といった意識が大切だと言う。
 本書では4人の自己プロデュースの達人(モハメッド・アリ、美輪明宏、ガンジー、チャップリン)を取り上げ、彼らがどのように自己プロデュースし成功を収めたかを分析する。
 今の仕事にやり甲斐が感じられないとしたら、それは自分自身がやり甲斐のある状況を作り出すこと、周囲を巻き込むことができていないのだ。 自己プロデュースといっても独りよがりになってはいけない。回りと自分をうまくすり合わせることが大事。

印象的な言葉:
・自己を演出し、アピールし、チャンスを手繰り寄せる
・挑戦を恐れるのは信じ方が足りないから
・好きなものが多いほど、その人の世界は豊かなものになる
・若い頃の成功 - スタートの早さ。
・一心に求めていさえすれば必ずくる

-目次-
第一章 言葉を武器に自分を高める -モハメッド・アリ
第ニ章 誰も真似できないポジションを確立する -美輪明宏
第三章 自らを大きな目的の象徴にする -ガンジー
第四章 自分の能力すべてを生かし切る -チャップリン