読書メモ

・「渾身、これ一徹
(齋藤孝 x 坂田信弘:著、角川書店 \1,300) : 2005.05.21

内容と感想:
 
齋藤孝氏とゴルフのレッスンプロ・坂田信弘氏との対談集。 私はゴルフのことはよく分からないが、坂田氏の名前だけは聞いたことがあった。 というのも齋藤氏の著書に登場していたからだ。それは漫画の原作者としてであった。 またこの本で初めて知ったのだが、坂田氏は私財を投げうって子供たちにもゴルフを教えているそうである。 そんな二人の教育論議がメインテーマ。

<ポイント>
・ゴールデンエイジ(10〜13、14才)=一番伸びる年齢。なのに目に輝きがない
・反復練習が自信の裏付け。自分の中に基準が出来る。からだの記憶力
・エネルギーは出し切る。能力の限界までいくと、器が前より少し大きくなる
・男女の肉体的成長期の違いがスポーツに与える影響
・自分一人きりで充実する時間の大切さ
・できない奴をリーダーにする
・三年適当に稽古するよりも三年かけて良い先生を探せ
・間接的に褒める。みんなの前で叱る
・大きな仕事をする人物は、公共心が強い
・(大人は)子供に対して骨惜しみしない。地域全体で祝福する。
・尊敬できる大人像を持て(生き方のモデル)
・攻めるほうが楽。流れに己を乗せる

-目次-
一、型は本能を鍛える −齋藤メソッド・坂田塾
二、エネルギーを炸裂させる −上達のコツ
三、先生、逃げちゃいかん −子どものツボをひらく
四、親よ、子には公共心をはぐくめ −しかる技術、ほめる技術
五、無駄が人を大きくする −齋藤・坂田の崖っぷち体験
六、生きる力を身につける −身体が戻れる故郷