読書メモ

・「図解[儲け]のカラクリ1、2
(編:インタービジョン21、 各\1,000、三笠書房) : 2003.06.29

内容と感想:
 
表紙に
◎知って得する原価の秘密(図解[儲け]のカラクリ)
◎ここまで明かした原価の秘密(図解[儲け]のカラクリ2)
とあるように、物の値段とその原価を図解で明らかにしてくれる。
 経済に興味がなくても、お金がなくては生きていけない。誰しも買い物したり何かしらの経済活動に関わっている。当然、価格は気になる。
 日本経済がデフレと呼ばれで久しいが、徐々に物価が下がってくると、いったいこの値段で儲けが出るのだろうかと時々、思わせるものと出会ったりする。裏には売り手や生産者の涙ぐましい努力があるはずだが、なかなか詳しいところまでは見えてこない。
 本書ではあらゆる商品を網羅しているわけではないが、割と身近なものを取り上げていて、誰でも興味をもって読めるのではないだろうか?
 「図解[儲け]のカラクリ」は主に物やサービスの値段を消費者側からの視点で、「同2」ではどうやって利益を出すのかを商売する側からの視点で原価を明らかにしている。
 これまで仕事の上でも、あまり原価率や粗利率などを気にせずに来てしまったが、コスト意識を考えさせられる二冊である。
 いずれにせよ、なかなか美味い話はない、楽に金儲けはできない、というのが結論。

更新日: 03/07/13