読書メモ
・人物文庫「蓮如
−本願寺王国を築いた巨人」(大谷晃一・著 \660、学陽書房)
本願寺(山科)、築地本願寺、一向一揆といわれるが一向宗とは違う(浄土真宗)
吉崎御坊(福井県坂井郡金津町吉崎)、嫁威(おどし)肉付き面の伝説、北潟湖、
学生時代の部活動(武道系)での合宿、師範が住職(寺は違う)、朝の講話
きっかけ:
信仰心はないが宗教・哲学に興味、この夏に古本屋でたまたま発見、お盆の帰省で墓参り、実家も真宗、漫画・ブッダ(手塚治虫)、最近は曹洞宗に興味、永平寺(実家に近い)、道元、禅
シミュレーションゲーム(信長の野望シリーズ)、時代は少し後だが戦国時代の顕如と信長の争い
イスラム教、映画・マルコムX、オウム事件
人物:
生き仏でなく、人間として
布教のため、本願寺再興のため、俗な部分も甘受しなければいけない矛盾
世渡り、拡大戦略
長生き(85歳)、再婚(5人の妻、4人に先立たれる)、多くの子供たち(27人)
精力的な布教活動(京、北陸を中心に九州から関東まで)
宗教とは遠い女性も救いたい
多くの戦国大名に影響、秀吉の大阪城
唯一の娯楽が和歌や俳句を詠むこと
構成:
いつ誰それに、御文やお経、絵、像などを送ったということまで、時間経過に沿って忠実に記述。いかに蓮如が精力的だったかが伝わってくる。
細かすぎるくらいに緻密な情報を一冊に詰め込んだ。
(1999.09.23)
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